宮崎 東明 漢詩集 その10

意解

還暦を迎える頃には頭には白髪がちらほら交ってきたが、いつの間にか70歳まで生きられて、 本当に嬉しい限りである。
喜寿米寿に達するのは天の恵みであって、更に百歳を迎えることができるならばほんとうに喜ばしいことである。

字解
還暦=数え年六十一歳
古稀=数え年七十歳
喜米=喜寿(数え年七十七歳)米寿(数え年八十八歳)のこと
備考

竹は松、梅と共に三君子といわれ、目出度い物とされている。
詩の構造は仄起こり七言絶句の形であって、下平声一先韻の然、年の字が使われている。