宮崎 東明 漢詩集 その3
この詩は作者東明先生が、昭和32年古稀を迎えられたときの作、年毎に善い友達が増えてゆくし、毎日のように詩を吟じたり、作ったりして清く楽しい明け暮れであります。 常に人間たる者は、始から終わりまで、生涯一貫して楽しい心を持ちつづけながら暮らしたいものです。 自分もそのように常に心掛けているので、やっと汚れのない、清らかな心境に達しております。 と先生晩年の心境躍如としている。
この詩の構造は平起こりの五言絶句の形であって下平声十二侵の韻のうち、吟、 心・の字が用いられている。